エクセルで引き算をする方法|「-」の使い方と、引き算の関数がない理由・合計から引く式・日付や時間の引き算

引き算のやり方|マイナスの記号 集計・条件関数

売上から経費を引いて利益を出したい、予算から使った金額を引いて残りを出したい。エクセルでの引き算は、仕事でも家計簿でも、よく使います。引き算は、数式の中で、「-」(マイナス、ハイフン)の記号を使います。

この記事では、引き算の基本の式から、引き算の関数がないといわれる理由、合計から引く式、日付や時間の引き算、結果がマイナスになったときの表示の整え方までを、図解で説明します。

引き算の基本|「-」で式を作る

引き算は、「=B2-C2」のように、2つのセルを「-」でつなぎます。引かれる数を左側、引く数を右側に置きます。数式は、必ず「=」から始めます。

=B2-C2

「-」は、キーボードの上の段にある、「ほ」と書かれたキーを押すと入力できます。テンキーがあるなら、テンキーの「-」でも入力できます。

  • 数字を直接引くときは「=100-30」のように入力します
  • セルの数字を引くときは、セルの場所(B2など)を使います
  • セルを使った式は、元の数字を変えると、結果も自動で変わります
B2からC2を引いて、利益を出す式の図解

引き算の式の入力手順

  1. 答えを表示したいセル(D2)をクリックする
  2. 半角で「=」を入力する
  3. 引かれる数が入っているセル(B2)をクリックする
  4. 「-」を入力する
  5. 引く数が入っているセル(C2)をクリックして、Enterキーを押す

式を作ったら、セルの右下の「■」を下にドラッグすると、ほかの行にも、同じ式をコピーできます。上の表の6月のように、引いた結果がマイナスになる場合は、マイナスの数で表示されます。

引き算の関数は、ある?

結論から言うと、足し算のSUM関数のような、「引き算専用の関数」は、ありません。エクセルでは、引き算は、「-」の記号で計算するのが基本です。

引き算を、関数を使って書きたいときは、SUM関数を使って、引く数を、マイナスの数にして足す方法があります。

書き方意味使いどころ
=B2-C2B2からC2を引く引く数が1つのとき
=SUM(B2,-C2)B2に、マイナスのC2を足すSUM関数にそろえて書きたいとき
=B2-SUM(C2:E2)B2から、C2〜E2の合計を引く引く数が複数あるとき

合計から、複数の数を引く

「売上から、いくつかの経費を、まとめて引きたい」ときは、引く数の合計をSUM関数で出して、引かれる数から引きます。

=B2-SUM(C2:E2)

C2からE2に入っている経費の合計を出して、それをB2の売上から引きます。「=B2-C2-D2-E2」と書いても、同じ結果になりますが、引く数が多いときは、SUM関数のほうが、短く書けます。

結果をプラスの数にそろえる|ABS関数

引き算の結果が、マイナスになったときに、「差の大きさだけを知りたい」ことがあります。そのときは、ABS(アブソリュート)関数で、符号をなくします。

=ABS(B2-C2)

「-10000」となる結果が、「10000」と表示されます。どちらが大きいかに関係なく、2つの数の差を知りたいときに使います。

日付の引き算|日数を求める

日付も、数字として扱われるので、引き算ができます。終わりの日付から、始まりの日付を引くと、日数が求められます。

=C2-B2

B2に「2026/10/1」、C2に「2026/10/20」が入っているときは、「19」と表示されます。結果が日付の形で表示されるときは、セルの表示形式を「標準」に変えます。年・月で数えたい場合や、期間の求め方は、DATEDIF関数を使います。

時間の引き算|勤務時間を求める

時間の引き算も、同じように、「終わり-始まり」で計算できます。たとえば、始業が9:00、終業が18:00のときは、「=C2-B2」で、「9:00」と表示されます。

休憩時間を引くときは、時間を表す形で入力して、「=C2-B2-D2」のように、さらに引きます。休憩を「1:00」と入力すれば、勤務時間は「8:00」と表示されます。

日をまたぐ勤務で、結果がマイナス(「#####」と表示)になるときは、MOD関数を使って、「=MOD(C2-B2,1)」と書くと、日をまたいだ時間も計算できます。

結果がマイナスのときの表示を整える

引き算の結果が、マイナスになったときに、目立たせたい、または、表示を変えたいという場合があります。表示の設定で、マイナスの数を、赤字で表示できます。

  1. マイナスが出るセルの範囲を選ぶ
  2. 「Ctrl」キーを押しながら、「1」キーを押して、「セルの書式設定」を開く
  3. 「表示形式」タブで、「数値」を選ぶ
  4. 「負の数の表示形式」から、赤字で表示するものを選ぶ
  5. 「OK」をクリックする

設定すると、マイナスの数が、赤色で表示されます。セルの値は、変わりません。

引き算がうまくいかないときの対処

症状原因対処
式がそのまま表示されるセルの表示形式が「文字列」になっている表示形式を「標準」に変えて、セルをダブルクリックしてEnterを押す
「#VALUE!」と表示される引き算の対象のセルに、文字が入っているセルに余計な文字やスペースがないか確認する
答えが0になる空白のセルを引いている、または、数字が文字として入っている空白のセルに数字を入れる。文字として入っているときは、数値に変換する
日付の引き算が、日付で表示される結果のセルの表示形式が、「日付」になっている結果のセルの表示形式を「標準」にする
時間の引き算が、「#####」になる結果がマイナスになっているMOD関数を使うか、日付を含めて入力する

もう一歩進める|引き算の応用

残りの金額を、行ごとに出す

「予算から、使った金額を引いて、残りを出す」ような表では、前の行の残りから、次の行の支出を引くと、残高の推移が分かります。「=D2-C3」のように、前の行の残高のセルから、今の行の支出を引き、下にコピーします。

割引後の金額を出す

「10%引き」のような計算は、引き算でも、掛け算でも求められます。「=B2-B2*10%」と書いても、「=B2*0.9」と書いても、同じ結果になります。

2つの表の差を出す

去年と今年の表のように、同じ形の2つの表があるときは、対応するセルどうしを引くと、増減が分かります。「=C2-B2」のような式を作って、下と右へコピーします。

引き算に関するよくある質問

引き算の記号は、ハイフンでもマイナスでもいいですか?

エクセルの数式では、半角の「-」を使います。全角の「-」は使えません。数式を入力するときは、入力モードを半角にします。

引き算をした結果を、数字だけの値で残したいときは?

結果のセルをコピーして、貼り付けのときに「値」で貼り付けると、式ではなく、数字だけが残ります。元のデータを変えても、数字は変わらなくなります。

あわせて読みたい:エクセルで時間の計算をする方法、エクセルで掛け算をする方法、エクセルで割り算をする方法

まとめ

  • 引き算は、「=B2-C2」のように「-」でつなぐ
  • 引き算専用の関数はない。複数引くときは、「=B2-SUM(C2:E2)」と書く
  • 差の大きさだけなら、ABS関数
  • 日付は「終わり-始まり」で日数、時間は同じ式で勤務時間が出る
  • 答えがおかしいときは、表示形式と、セルの文字を確認する

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