エクセルのフィルターがかからない原因と直し方|一部の行が対象外・▼が出ない・最後まで反映されないとき

フィルターが効かない|原因と直し方 便利操作・データ整理

フィルターを設定したのに、一部の行しか絞り込まれない。「▼」を押しても、項目が出てこない。最後の行まで反映されない。フィルターが、思ったように動かないときは、原因が、いくつかのパターンに絞られます。

この記事では、フィルターがかからないときの原因を、症状別に整理して、直し方を説明します。

まず確認する3つのこと

  • 表の途中に、空白の行や、空白の列がないか
  • フィルターの範囲が、表全体になっているか(最終行まで含まれているか)
  • シートが保護されていないか(「校閲」タブで確認)

この3つで、原因の半分以上は、見つかります。

症状別|原因と直し方

症状1|一部の行だけが、フィルターの対象にならない

表の途中に、空白の行が入っていると、エクセルは、そこで表が終わったと判断します。空白の行より下は、フィルターの範囲に含まれません。

手順1|空白の行を、削除する(または、データを入力して、埋める)

手順1:空白の行を、削除する(または、データを入力して、埋める)

手順2|いったん、フィルターを解除する(Ctrl+Shift+L)

手順2:いったん、フィルターを解除する(Ctrl+Shift+L)

手順3|表の中のセルを選んで、もう一度、フィルターを設定する

手順3:表の中のセルを選んで、もう一度、フィルターを設定する
表の途中の空白行で、フィルターの範囲が分かれてしまう図解

症状2|あとから追加した行が、フィルターに反映されない

フィルターの範囲が、設定したときの行までで、固定されていることが原因です。新しい行を、表の最後に追加しても、自動で範囲が広がらないことがあります。

手順1|フィルターを、いったん解除する

手順1:フィルターを、いったん解除する

手順2|表全体(追加した行を含む)を、選び直す

手順2:表全体(追加した行を含む)を、選び直す

手順3|フィルターを、もう一度設定する

手順3:フィルターを、もう一度設定する

行を追加することが多い表では、「テーブル」に変換しておくと、範囲が自動で広がります(Ctrl+T)。

症状3|「▼」が表示されない

見出しの右に「▼」が出ないときは、フィルターが設定されていないか、表の外のセルを選んでいます。

  • 表の中のセルを選んでから、「データ」タブの「フィルター」をクリックする
  • 見出しの行が、空白になっていないかを確認する
  • シートが保護されている場合は、保護を解除する

症状4|同じ内容なのに、別の項目として表示される

「営業」と「営業 」(後ろにスペースがある)、「ABC」と「ABC」(全角と半角)などは、エクセルでは、別の文字として扱われます。

手順1|該当する列の、スペースや全角・半角を、そろえる(TRIM関数や、置換を使う)

手順1:該当する列の、スペースや全角・半角を、そろえる(TRIM関数や、置換を使う)

手順2|フィルターを、いったん解除する

手順2:フィルターを、いったん解除する

手順3|もう一度、フィルターを設定する

手順3:もう一度、フィルターを設定する

症状5|日付で、うまく絞り込めない

日付が文字列として入力されていると、「年・月・日」の階層でまとまらず、1つずつ並んでしまいます。

  • セルを、日付の形式に変換する(「データ」タブの「区切り位置」から、日付に変換できます)
  • 「1990.5.20」のような、ピリオド区切りは、日付として認識されないため、スラッシュ区切りに直す

症状6|結合セルがあって、絞り込めない

結合されたセルは、先頭のセルにだけ値が入っています。そのため、フィルターをかけると、結合の2行目以降が、表示されなくなります。

  • 結合を解除する
  • 空になったセルに、値をコピーして埋める
  • フィルターを設定し直す

フィルターを、確実に設定するコツ

  • 表は、1行目を見出し、2行目以降をデータにする
  • 空白の行や、空白の列を、表の中に入れない
  • 結合セルを、使わない
  • データは、「テーブル」に変換して、範囲を自動で広げる
  • 同じ種類のデータは、同じ形式(日付、数値、文字)で入力する

それでも、かからないときの確認

手順1|フィルターを、いったんすべて解除する

手順1:フィルターを、いったんすべて解除する

手順2|ファイルのコピーを作って、問題が、再現するかを確認する

手順2:ファイルのコピーを作って、問題が、再現するかを確認する

手順3|隠れた行や列がないか、確認する

手順3:隠れた行や列がないか、確認する

手順4|別のシートに、データをコピーして、そこでフィルターを設定する

手順4:別のシートに、データをコピーして、そこでフィルターを設定する

別のシートで、正しく動くなら、元のシートの書式や、非表示の設定に、問題があります。

もう一歩進める|トラブルを防ぐ応用

データの種類を、そろえる

1つの列に、数値と文字を混ぜると、フィルターの条件が、混乱します。列ごとに、データの種類を、そろえて入力します。

非表示の行を、確認する

フィルターで絞り込んだあとの、行番号が、青色になっていれば、フィルターが有効です。行番号が飛んでいて、青色でないときは、手動で非表示にした行があります。

入力規則で、入力の揺れを防ぐ

プルダウンの「データの入力規則」を使うと、同じ項目を、同じ表記で入力できます。フィルターが効かなくなる原因である、表記ゆれを、あらかじめ防げます。

フィルターがかからないときの、よくある質問

フィルターをかけても、データが、消えてしまいませんか?

消えません。条件に合わない行は、一時的に、非表示になっているだけです。フィルターを解除すると、すべての行が、元どおりに表示されます。

フィルターの解除が、できないときは?

シートが保護されていないか、ブックが共有されていないかを確認します。それでも解除できないときは、「データ」タブの「クリア」を使って、条件を解除します。

まとめ

  • 表の途中の空白行が、いちばん多い原因
  • 行を追加したときは、範囲を、設定し直す
  • 同じ項目は、スペースや、全角と半角を、そろえる
  • 日付は、文字列ではなく、日付の形式で入力する
  • 結合セルは、解除してから、フィルターをかける

コメント

タイトルとURLをコピーしました