出席した人の数、入力が終わった件数、まだ空いているセルの数。エクセルで「個数」を数えたい場面は、とても多くあります。個数を数える関数は、数える対象によって、COUNT・COUNTA・COUNTBLANKの3つを使い分けます。
この記事では、3つの関数の違いと使い分け、数が合わないときの原因、条件つきで数えるCOUNTIF関数への発展を、図解で説明します。
3つの関数の違い
| 関数 | 数えるもの | 読み方 |
|---|---|---|
| COUNT | 数値(数字・日付)が入っているセル | カウント |
| COUNTA | 何かが入力されているセル(文字・数値・数式の結果) | カウント・エー |
| COUNTBLANK | 空白のセル | カウント・ブランク |
「A」は、「All(すべて)」の意味です。COUNTAは、数値だけでなく、文字も含めて、入力されているセルをすべて数えます。
COUNT関数|数値のセルを数える
=COUNT(範囲)
範囲の中で、数値(数字や日付)が入っているセルの数を返します。文字や、空白のセルは、数えません。

COUNTA関数|入力されているセルを数える
=COUNTA(範囲)
文字でも、数値でも、数式の結果でも、何かが入力されているセルを、すべて数えます。「回答が入力された件数」や、「出席の入力があった人数」を数えるときに便利です。
ただし、数式で「””」(空の文字)を返しているセルも、入力されていると見なして、数えます。見た目が空白でも、COUNTAでは、数に入る点に注意します。
COUNTBLANK関数|空白のセルを数える
=COUNTBLANK(範囲)
空白のセルの数を返します。入力が終わっていない項目の数を、確認したいときに使います。「=COUNTA(範囲)」と「=COUNTBLANK(範囲)」を足すと、範囲のセルの総数になります。
「数」を、使い分ける場面
| やりたいこと | 使う関数 |
|---|---|
| 回答(数字)の件数を知りたい | COUNT |
| 名簿の人数を知りたい(名前は文字) | COUNTA |
| 入力漏れの数を調べたい | COUNTBLANK |
| 「欠席」と入力された人数を知りたい | COUNTIF(条件つき) |
条件つきで数える|COUNTIF関数
「欠席」の人数や、「80点以上」の人数のように、条件に合うセルだけを数えたいときは、COUNTIF関数を使います。
=COUNTIF(範囲,条件)
条件が複数あるときは、COUNTIFS関数を使います。COUNTIF関数・COUNTIFS関数については、別の記事で、詳しく説明しています。
数が合わないときの原因
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| COUNTで、数が足りない | 数値が文字列として入力されている | セルの左上の緑の三角から、数値に変換する |
| COUNTAで、数が多い | 見た目は空白でも、スペースや空文字が入っている | TRIM関数や、置換で、空白を整える |
| COUNTBLANKで、数が合わない | 見た目は空白でも、中身がある | セルを選んで、入力内容を確認する |
| 範囲に、合計の行を含めている | 合計の数値も、数えている | 範囲から、合計の行を外す |
もう一歩進める|個数を数える応用
重複を除いて、数える
同じ名前が何度も入っている列から、種類の数を数えたいときは、SUMPRODUCT関数とCOUNTIF関数を組み合わせます。新しいバージョンでは、UNIQUE関数と、COUNTA関数の組み合わせでも、数えられます。
フィルターで絞り込んだ個数を数える
COUNT関数・COUNTA関数は、非表示の行も数えます。フィルターで絞り込んだ、表示されている行だけを数えたいときは、SUBTOTAL関数を使います。「3」を指定すると、COUNTAと同じ動きになります。
ステータスバーで、すぐに確認する
数式を使わず、個数だけを確認したいときは、範囲を選ぶと、画面右下のステータスバーに、「データの個数」「数値の個数」が表示されます。ちょっと確認したいときに、便利です。
個数を数える関数のよくある質問
COUNTとCOUNTAの、どちらを使うか迷います
数えたいセルに、文字が含まれるなら、COUNTAを使います。数字だけを数えたいときや、日付の数を知りたいときは、COUNTです。迷ったときは、両方を試して、結果が違うかを確認すると、データの中身が分かります。
複数の範囲を、まとめて数えられますか?
できます。「=COUNTA(A2:A10,C2:C10)」のように、カンマで区切って指定します。離れた範囲を、1つの式で数えられます。
数が合わないときの確認の流れ
個数が思ったより多い、または少ないときは、次の順番で確認すると、原因を見つけやすくなります。
- 範囲に、見出しや、合計の行が入っていないかを確認する
- セルの左上に、緑の三角(数値が文字列になっている)がないかを確認する
- 見た目は空白でも、スペースが入っているセルがないかを、セルをクリックして確認する
- 非表示の行や列が、範囲に含まれていないかを確認する
この確認で、多くの数のずれは、解消できます。
まとめ
- 数値のセルを数えるなら、COUNT関数
- 入力されているセルを数えるなら、COUNTA関数
- 空白のセルを数えるなら、COUNTBLANK関数
- 条件つきで数えるなら、COUNTIF関数
- 数が合わないときは、文字列の数値や、見えないスペースを疑う


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